- Start Date
- 2025/07/29
- End Date
- 2025/07/30
- Event Name
-
『DXソリューションフェア2025』
- Event Details
-
ー チルトローテータ機等実機多数 DXを体験できる展示会 ー
土木・建築・測量セミナー&展示会日程:2025年7月29日(火) 9:00~17:00、30日(水) 9:00~16:30
会場:広島県立広島産業会館 東展示館(広島県広島市)
主催:株式会社ジツタ中国
- URL
- https://jtch-info.com/dx2025/
- Target
- _blank
働き方
良質な睡眠で現場作業の疲労を回復!寝具や安眠グッズのおすすめ6選

建設業のフィールドワーク(現場の仕事)は体力勝負。長時間の立ち仕事や重い資材の運搬といった作業は体にかかる負担が大きいため、しっかり休んで回復することが欠かせません。しかし「寝ても疲れが取れない」「夜中に何度も目が覚める」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、睡眠が大切な理由や、安眠につながる生活習慣に加えて、快適な眠りをサポートする寝具や安眠グッズを医師監修のもとで紹介します。しっかりと疲れを癒やして、翌日も万全のコンディションでフィールドワークに挑みましょう。
建設業で睡眠が大切な理由

建設業(土木・建築業)のフィールドワークでは、建機の操作や高所作業など、危険と隣り合わせの作業が求められます。疲れが蓄積した状態で働くと、集中力が低下し、判断ミスや事故のリスクが高まるため、質の高い睡眠は欠かせません。
建設業労働災害防止協会(建災防)の「建設現場のメンタルヘルスと職場環境改善」においても、睡眠スコアの確認は、労働災害ゼロを目指すためのメンタルヘルス対策として重要視されています。
睡眠スコアの確認項目
1. 寝つくまでに30分以上かかることが、時々ある
2. 毎日のように、寝つきが悪い
3. 夜中に目が覚めることがあるが、再び寝つける
4. 夜中に目が覚め、寝床を離れることが多い
5. 普段より早朝に目が覚めるが、もう一度眠る
6. 普段より早朝に目が覚め、そのまま起きていることが多い
【参考】建設業労働災害防止協会「建災防方式健康KYと無記名ストレスチェック」
睡眠不足が引き起こすリスク

睡眠不足や睡眠の質の低下が招くリスクは、決して軽視できません。事故を未然に防ぎ、自身の健康を守るためにも、十分な睡眠をとり、疲れを翌日に持ち越さないことが大切です。
事故の発生リスクが高まる
建設現場では、集中力や判断力の低下が命に関わる問題になりかねません。睡眠不足が続くと、パフォーマンスが低下するだけでなく、以下のような危険が生じる恐れがあります。
注意力の低下:危険を見落としやすい
判断ミス:道具の使い方や作業手順のミス
反応速度の遅れ:とっさの危険回避ができない
労働災害を防ぎ、安全かつスムーズに作業を進めるためにも、質の高い睡眠を確保することが重要です。
身体的な疲労が蓄積する
フィールドワークは肉体的な負担が大きく、疲労が蓄積しやすい環境です。睡眠には、疲労回復や筋肉・組織の修復を促す働きがあるため、十分な休息を取れないと以下のようなリスクが生じます。
筋肉の修復が不十分:腰痛や関節痛などが悪化
免疫力の低下:風邪や体調不良を引き起こしやすい
慢性的な疲労:作業効率やパフォーマンスの低下
しっかりと睡眠を取ることで、体の回復が早まり、翌日の作業効率が向上します。また、長期的な健康維持にもつながるでしょう。
メンタルヘルスに悪影響を及ぼす
睡眠不足が続くと、ストレスが溜まりやすくなり、精神的なバランスを崩しやすくなります。結果として、以下のような問題の発生が考えられるでしょう。
感情のコントロールが難しくなる:イライラしやすくなり、衝突が増える
モチベーションの低下:作業効率が悪化するほか、離職リスクが高まる
コミュニケーションの不足やミス:チームワークが乱れ、職場の雰囲気が悪化する
一方で、質の高い睡眠を取ることでメンタルは安定しやすく、ストレスへの耐性も向上します。十分な休息が取れていれば、プレッシャーの多い環境でも冷静に対応でき、仕事のパフォーマンスを維持しやすくなるでしょう。
寝具やパジャマの選び方

睡眠によって疲労を回復させるためには、まずは基本の寝具やパジャマ選びが重要です。自分に合った安眠グッズを選ぶことで、疲労回復のスピードが高まり、翌日の仕事のパフォーマンス向上につながるでしょう。
マットレスの選び方
睡眠時に体の重みを均等に分散できるマットレスは、筋肉の緊張をほぐし、疲労回復をスムーズにします。
マットレス選びのポイント
・高反発マットレスを選ぶ:腰や肩の負担を軽減し、体圧を分散させやすい。腰痛持ちの人にも◎
・硬めのマットレスを選ぶ:柔らかすぎると腰が沈んで体の負担が増えるため、適度な硬さが必要
・通気性の良い素材を選ぶ:ウレタン・ラテックス・ファイバーなどの素材は、汗をかいても蒸れにくく快適
枕の選び方
頭や首をしっかり支えられる枕を使用することで、筋肉の緊張が解けやすくなり、より深い眠りにつくことができます。適切な枕を選び、肩こりや首の疲れを防ぎましょう。
枕選びのポイント
・高さが合っているか確認する:高すぎると首が緊張して疲れがとれず、低すぎると頭が沈みすぎて呼吸が浅くなるリスクがある。高さ調節ができる枕を選ぶのもおすすめ
・寝姿勢に合わせた枕を選ぶ:低反発枕は、仰向けで眠る際の首・肩の負担を軽減する効果が期待できる。横向き寝の人は専用の枕を選ぶのも◎
パジャマの選び方
睡眠時の服装は、睡眠の質に大きな影響を与えます。例えば、ジャージは汗を吸いにくく、スウェットは熱がこもりやすいため、寝苦しさの原因になる場合があります。
パジャマ選びのポイント
・吸水性・通気性に優れた素材を選ぶ:汗を吸収し、蒸れや不快感を防ぐ
・締め付け感のない、ゆったりとしたデザインを選ぶ:血行を妨げず、リラックスできる
・天然素材のものを選ぶ:肌触りが良く、快適に眠れる
安眠のためには、着心地が良く、吸湿性や通気性に優れたパジャマを選ぶのが理想です。素材は季節や好みに合わせて選びましょう。
素材 | 特徴 | メリット | おすすめの季節 |
---|---|---|---|
シルク | 保温性・保湿性・発散性 | 肌に優しく、温度調節がしやすい | オールシーズン(特に乾燥しやすい冬) |
ウール | 保温性・伸縮性 | ふんわり暖かく、蒸れにくい | 冬 |
コットン(綿) | 冷涼感・吸水性 | 汗をよく吸い、肌触りが優しい | 春・夏・秋 |
リネン(麻) | 吸水性・放湿性 | さらっと涼しく、汗をかいても快適 | 夏 |
まずは基本から!寝具やパジャマのおすすめ3選

質の良い睡眠は、健康や仕事のパフォーマンスにも影響します。快適な眠りをサポートしてくれる寝具やパジャマのおすすめをピックアップしました。
マットレス
高反発で硬めのマットレスを選ぶことで、体の沈み込みを防ぎ、理想的な寝姿勢をキープできます。

医師のおすすめ製品
・男性の体重でも沈み込みが少なく、寝返りが打ちやすい硬さ
・ウレタンフォームに練り込まれた竹炭により、消臭効果も◎
・さらに硬めのタイプもあり、体格ががっしりとした男性におすすめ
枕
寝姿勢に合った枕を選ぶことで、首や肩の負担を軽減し、快適な眠りにつながります。高さが調節できる、洗えるといった機能にも注目すると良いでしょう。

医師のおすすめ製品
・通気性抜群の三次元立体構造で、寝汗や熱がこもりにくく快適な寝心地
・頭部をしっかりと支える独自素材かつ、寝返りしやすい大判サイズ
・8~15cmまで高さ調節が可能で、さまざまな寝姿勢にフィット
パジャマ
着心地の良さはもちろん、寝ている間に血行を促進し、疲労回復をサポートする機能性パジャマが登場しています。

医師のおすすめ製品
・特殊繊維「SELFLAME®︎」を使用し、遠赤外線で血行を促進
・筋肉のハリやコリを軽減し、疲労回復をサポート
・肩や腕周りの形状を工夫し、寝返りをスムーズに
・体温調節がしやすく、暑い夏の夜や季節の変わり目にも快適
あると便利!安眠グッズのおすすめ3選

睡眠の質をさらに高められる安眠グッズをセレクトしました。寝つきにくい方や、音や光が気になって眠りが浅い方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
アイマスク
就寝時はもちろん、移動時や仮眠時にも役立つアイマスクは、遮光性や着け心地の良さを重視しましょう。特に、夜勤明けの昼間の睡眠時におすすめです。

医師のおすすめ製品
・独自の3D構造でしっかりと光を遮断
・低反発クッションにより、優しく包み込まれるような着け心地
・マジックテープでサイズ調整可能。自分好みのフィット感に
耳栓
生活音や車の騒音が気になる方は、耳栓を使うことで睡眠環境を整えられます。柔らかくて外れにくく、寝返りを打っても痛くなりにくいタイプを選びましょう。

医師のおすすめ製品
・ノイズリダクションにより、夜間の騒音やいびきを効果的に遮断
・4つのイヤーチップサイズで、どんな耳のサイズにも◎
・横向きで寝ても痛くなりにくく、朝まで快適に耳にフィットする設計
睡眠計
睡眠の質改善に役立つデバイスとして、最近注目を集めている睡眠計。睡眠時のデータを計測して可視化し、睡眠の質の改善をサポートします。腕に装着するウォッチタイプや、ウエスト部分に装着するクリップタイプなどがあります。

医師のおすすめ製品
・シリコン製のクリップタイプで、ウエスト部分に装着可能
・専用アプリと連携し、睡眠の深さや寝姿勢などのデータを記録・分析
・改善ポイントを判定し、適切なアドバイスを提供
安眠のための4つの生活習慣

質の良い睡眠をとるためには、寝具や環境を整えるだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも重要です。安眠のために取り入れたい4つの基本習慣を紹介します。
6時間以上の睡眠時間を確保する
健康的な生活を送るためには、一定時間の睡眠が必要です。厚生労働省は「良い睡眠の概要(案)」において、個人差はあるものの、おおよそ6~8時間を適正睡眠時間としています。
睡眠時間が不足すると、集中力の低下や免疫力の低下を招くだけでなく、長期的には生活習慣病のリスクが高まるとも言われています。特に、建設業のフィールドワーカーは、体力回復のためにも十分な睡眠時間は欠かせません。
また、休日にまとめて寝るのではなく、毎日規則正しく一定の睡眠時間を確保することが大切です。忙しい日でもできるだけ就寝時間を一定にし、安定した睡眠リズムを整えましょう。
睡眠環境を整える
寝室の環境は、睡眠の質に大きく影響します。特に、「光・温度・音」の3つを意識することが重要です。
まず、 寝室はできるだけ暗くしましょう。光は体内時計をコントロールする役割があり、特にブルーライトは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。スマートフォンやパソコンの画面を見る習慣がある人は、寝る1時間前には画面を見ないようにし、寝室の照明も暖色系の間接照明にするとリラックスしやすくなるでしょう。
次に、温度と湿度の調整も重要です。寒い冬は、寝る前に布団やベッドを温めておくと寝つきが良くなります。夏はエアコンや扇風機を活用し、室温を25〜27℃前後に保つのが理想的。寝苦しい夜は、吸湿性・通気性の高い寝具を選ぶと快適に眠れます。
また、外の騒音が気になる場合は耳栓を使用する、エアコンや加湿器を使って適度な湿度を保つなどの工夫をすると、より深い眠りが得られるでしょう。
就寝間際の食事は控える
寝る直前の食事や飲酒は、睡眠の質を低下させる要因になります。特に脂っこい食事やカフェインを含む飲み物(コーヒー、緑茶、エナジードリンクなど)は、消化に時間がかかり、交感神経が活発になってしまうため、寝つきを悪くすることがあります。
理想的なのは、就寝の2〜3時間前までに夕食を済ませること。それが難しい場合は、消化の良い食べ物(お粥やスープ、温かい牛乳など)を選ぶと、胃腸への負担を抑えながらリラックスした状態で眠りにつくことができます。
また、「寝酒」は逆効果です。お酒を飲むと一時的に眠くなることがありますが、アルコールが分解される際に睡眠が浅くなり、夜中に目が覚めやすくなるため、ぐっすり眠ることができません。どうしても飲みたい場合は、寝る3時間前までに適量を守って飲むようにしましょう。
ストレスを寝床に持ち込まない
ストレスや悩みを抱えたまま寝ようとすると、脳がリラックスできず、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりします。精神的なストレスを和らげるために、寝る前にリラックスできる習慣を取り入れることが重要です。
例えば、軽いストレッチや深呼吸をすることで、緊張した筋肉がほぐれ、副交感神経が優位になりやすくなります。また、リラックスできる音楽を流すのも効果的です。
寝る前にスマホやテレビで刺激的なニュースやSNSをチェックすると、脳が興奮状態になり、睡眠の質が低下することがあるため、できるだけ避けましょう。日々のストレスを減らし、リラックスできる環境を作ることが、深い眠りへとつながります。
睡眠の質を改善して、朝をすっきりと迎えよう
良質な睡眠は、翌日のフィールドワークのパフォーマンスを左右します。安眠のためには、生活習慣を見直しながら、寝具や安眠グッズ選びにもこだわってみてはいかがでしょうか。
例えば、体圧分散に優れたマットレスを使えば、体への負担が軽減され、スムーズな寝返りがしやすくなります。また、アイマスクや耳栓などの安眠グッズを活用すれば、外部の光や騒音を遮断し、静かで落ち着いた環境を作ることが可能です。
睡眠の質を高める工夫をすることで、朝すっきりと目覚め、1日を快適にスタートできるようになるでしょう。自分に合った寝具や安眠グッズを取り入れ、ベストコンディションで日々の業務に挑みましょう。

監修者 伊藤たえ(いとうたえ)
菅原クリニック 東京脳ドック 院長
2004年浜松医科大学医学部卒業。初期研修終了後、静岡県内や都内の総合病院にて脳神経外科医として勤務。2019年9月より現職。脳神経外科学会専門医、脳卒中外科学会専門医、脳ドック学会認定医。
働き方のコラム
SNSシェア
ニュース
新着情報
- 2025/07/15 『良質な睡眠で現場作業の疲労を回復!寝具や安眠グッズのおすすめ6選』を公開しました
- 2025/07/09 『トプコン楽コン教室』活用事例の動画を追加しました(三軌建設株式会社様)
- 2025/07/07 『屋外作業の熱中症を防ごう!建設現場の熱中症対策グッズ&ウェア9選』を公開しました
イベント
- Start Date
- 2025/07/24
- End Date
- 2025/07/25
- Event Name
-
『建築向けワンマン位置出し機「楽位置」ミニ体験会』仙台で開催
- Event Details
-
日程:2025年7月24日(木)25日(金)10:00~17:00
会場:フォレスト仙台 第8会議室(宮城県仙台市)
参加費:無料(事前予約制・先着順)
主催:株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン
- URL
- /content/dam/topcon-pa/jp/ja/event/2025/rakuichi-minidemo/rakuichi-minidemo-July-sendai.pdf
- Target
- _blank
- Start Date
- 2025/07/23
- End Date
- 2025/07/24
- Event Name
-
『コアミフェア2025』
- Event Details
-
ー 3Dソリューション、DX新時代への業界最先端の製品が集結ー
日程:2025年7月23日(水) 12:00~17:00、24日(木) 9:30~17:00
会場:マロニエプラザ【栃木県立宇都宮産業展示館】(栃木県宇都宮市)
主催:株式会社コアミ計測機
- URL
- /content/dam/topcon-pa/jp/ja/event/2025/koami-fair-2025/koami-fair-2025.pdf
- Target
- _blank